モンゴル料理連盟との交流




 8月14日から17日まで、宇都宮会長・岩崎海外交流委員長・川端事務局長はモンゴル料理連盟のナツァグ・ハンドスレン会長の招待でモンゴル・ウランバートルに訪問し、現地のシェフとの交流、宇都宮会長のモンゴル料理連盟の名誉会員賞および岩崎委員長のCULINARY STARS受賞、さらに今後のモンゴルと日本の交流における覚書を取り交わしてきました。
 ハンドスレン会長と宇都宮会長は、2008年にドバイで開催されたWACS世界会議以来、世界各国で開催される世界司厨士協会連盟の集まりで親交を深めてきました。ハンドスレン会長はモンゴルの調理技術を世界基準にまで引き上げたいという強い思いから当時のWACSへの加盟を決めたとのこと。また、氏はモンゴル航空のケータリング会社社長のホルジャブ氏とともに仕事の関係で度々日本を訪れており、大の親日家でもあります。以上のようなことから、今回のモンゴル訪問が実現しました。
 モンゴルは1924年に人民共和国として中国からの独立を果たし、1990年には社会主義から大統領制に移行。1992年からは国名をモンゴル国として民主化を進めてきました。人口の増加とともに経済発展も進み、首都ウランバートルでは鉄道や高速道路、マンション等の公営住居の建設をはじめとした大規模なインフラ整備が進み、来年には新しい国際空港も開港されます。
 このように目覚ましい発展を遂げているモンゴルでは料理文化も改革が進み、その先頭にハンドスレン会長が立っています。また、日本とは異なり、調理人の多くは女性で、我々が歓迎を受けたパーティーでも参加されていた調理人の多くが女性でした。モンゴルの食文化はロシアおよび中国の影響を受けつつ、西洋料理の影響もあり多国籍な印象でした。伝統的な料理には、肉、特に羊肉が多く使われ、乳製品も多種あり、チーズの他に羊や山羊の乳を発酵させた酸乳を蒸留したお酒もいただく機会がありました。
 8月15日にはモンゴル料理連盟が初の4つ星に認定したレストラン モネでモンゴル人シェフや料理関係者、報道関係者等100名による盛大な歓迎パーティーを開いていただきました。冒頭に全日本司厨士協会とモンゴル料理連盟との今後の継続的な交流が書かれた覚書を交わし、その後、宇都宮会長にモンゴル料理連盟の名誉会員賞、また岩崎委員長にはCULINARY STARSの授賞式が行われました。当日の司会進行は、地元のテレビ局アナウンサーが行い、著名な音楽家や地元の歌手からはクラッシック音楽や日本の歌謡曲を披露していただきました。宇都宮会長はじめ日本からの3名はモンゴルの料理人の皆様の温かくも盛大な歓迎に非常に感激しました。夜のディナーでは、政府が運営するVIPレストランで伝統的なお祝いの料理をいただきました。このレストランの敷地には大統領や首相の公邸もあり、入場する際にはパスポートを提示する等、厳重なセキュリティーの中、貴重な体験をさせていただきました。
 翌16日には、大型のスーパーマーケット視察や伝統的な居住施設ゲルを訪問し、国立民族博物館ではモンゴルの歴史を学ぶ機会をいただきました。
 短い滞在期間ではありましたが、ハンドスレン会長とモンゴル料理連盟の皆様のおかげで素晴らしい交流を行うことができました。今後もモンゴルの料理人の皆様と異文化・食文化の交流を継続し、お互いの更なる発展ができますように願っております。



モンゴルシェフ連盟の皆様と記念撮影


パーティー会場の入口から大歓迎


多くの料理人と交流


司会は地元テレビ局アナウンサー


オペラ歌手による歓迎


覚書に署名する両会長


署名された覚書


日本とモンゴルの食文化を通した交流を誓い握手


テレビ局のインタビュー


宇都宮会長と岩崎委員長の受賞の様子


右 宇都宮会長が受賞した名誉会員賞
左 岩崎委員長が受賞したCULINARY STARS


4つ星を受賞したスレンシェフ


贈呈された民族衣装を着て挨拶


日本から最高技術顧問章と記念品の贈呈


全日本司厨士協会から最高技術顧問章を受賞されたハンドスレン会長とホルジャブ社長


政府のVIPレストラン


乾燥チーズ アールール


羊のレバーの腸詰


羊肉の石焼き ホルホグ


食卓を囲んで情報交換


移動式住居ゲルの前で記念撮影


ゲルの中の様子


羊の骨髄


羊の揚げ餃子 ホーショール


レストラン モネにて


伝統的な料理を現代風にアレンジ


お祝い料理として食べる羊の尻尾