年頭のご挨拶

内閣府認定 公益社団法人全日本司厨士協会 会長
世界司厨士協会連盟 加盟国日本代表
宇都宮久俊

 新春を迎えまして皆様健やかにお過ごしのことと思います。
 昨年は猛暑と豪雨により深刻な農作物被害と自然災害に見舞われました。被害を受けた皆様には心からお見舞い申し上げます。
 本年は公益法人として政府から認定を受けて9年目を迎えておりますが、国政の要請に基づきこれまで真面目に会員および賛助会員の皆様、ひいては日本国のために活動を続けて参りました。
 昨年の7月には世界司厨士協会連盟(WORLDCHEFS:現在110カ国加盟)による世界会議がマレーシア・クアラルンプールにて開催され、日本を代表して参加をしてきました。

 当協会は公益法人として、昨年も公邸料理人育成のために各地方本部で勉強会を行い、一般社団法人国際交流サービス協会と連携し、JCビルの厨房設備を使い16名の調理人の面接および実技試験が行われました。現在、4名の協会会員が日本国のために海外の日本大使館等で勤務をされています。また、「日本食普及の親善大使」としては、2名の調理人が中国に行かれています。
 2020年にドイツシェフ協会主催で開催されます第25回世界料理オリンピック(ドイツ・シュトゥットガルト)に出場するメンバーは昨年12月3日に決定し、担当するのは関東総合地方本部(深見会長)です。大会まで400日ほどしかありませんが、いよいよ訓練がスタートします。訓練をするにあたり、岩崎海外交流委員長、毛塚教育指導委員長、西山キャプテンは昨年11月にルクセンブルクで開催された国際料理コンクールに視察に行っております。

 当協会では各地方でヤングシェフ対象の料理大会が行われておりますが、過去に挑戦した選手も条件が合えば再びチャレンジし、また、ぜひ語学(特に英語)の勉強にも力を入れていただきたいと思います。

 2020年オリンピック・パラリンピック東京大会においては、ハラールに関する問題に対し農林水産省や厚生労働省は具体的にどのような対策を考えているのでしょうか。各団体での対応はバラバラです。厚生労働省においては、宇都宮健康局長および健康局の清野栄養指導室室長に取り組んでいただいており、内閣府認定公益社団法人調理技術技能センター(理事長:宇都宮久俊)を団体指名し、既に4回の有識者会議をしております。調理団体に向けて国政としては厚生労働省だけで、農林水産省はビジネスの推進を目的とした団体に依頼されております。

 以前にシェフ団体の顧問をしている国会議員について調べるように国政から話があり、調べたところ当時95名もの方が当協会の顧問をしていただいておりました。私は全国の調理師免許取得者340万人が有権者として国政に参画していると考えておりますが、その家族を含めると調理関係者として1,000万人の有権者がおります。顧問をしていただいている国会議員の先生方には公益法人制度に苦しんでいる団体にお力添えをいただきたいと思います。賛助会員である生産業者および食品販売業者の皆様には、選挙がある度に皆様の清き一票を投票した議員さんの名前だけはしっかり覚えておいてください、と申し上げております。

 昨年の食品衛生法等の一部を改正する法律では、原則、食品等事業者はHACCPに沿った衛生管理に取り組むことが盛り込まれていますが、生産業者の皆様を苦しめるような法律では困ります。個人的には厚生労働委員会に陳情しようかとも考えております。

 毎年のシェフズデー(10月20日)のイベントにおいては、本年も世界各地で開催される予定であり、日本でもシェフによる食育授業を行いたいと考えております。

 なお、本年の総会は6月10日に池袋のホテルメトロポリタンで行いますので皆様の参加をお待ちしています。

 終わりに、会員および賛助会員の皆様にとって最良の年となりますようご祈念申し上げます。

歴代会長